当世 悪魔の辞典
書誌
| text | 唯野 |
| author | 別役実 |
| publisher | 別役実 |
| year | 朝日文庫 |
| price | 1995 |
| isbn | 2-264091-X |
履歴
| 1997.11.1x | 読了 |
| 1998.5-6 ? | 公開 |
| 2001.1.21 | 修正 |
感想
書名の通りであるが、個人的にはやはりビアス版を超えるほどではないなという印象である。個人的には bit で連載されている悪魔の辞典の方が本来の毒舌の強さという点において悪魔の辞典らしく感じる。しかし、だからといって思わずニヤリとさせられてしまう絶妙な警句がないわけではない。ゆえに、例によってこれらの本では、これをまた抜き出してみようと思う。
抄録
8 アカデミズム academism
学術・芸術を志す人間が、当初「そうなることだけは避けよう」と心掛けながら、いつの間にかそうなってしまっている境地のことであり、そうなったらなったで、そうでないものの方が間違っているように思える境地のことでもある。
26 永遠 えいえん
架空の時間を支える指標
33 恩 おん
「恩返し」の反対語は、「仇討ち」である。「仇討ち」の悪習は何とかやめることが出来たのに、「恩返し」の悪習を未だにやめることが出来ないのは、悪意よりも善意の方が執念深いからである。
36 会議 かいぎ
あらかじめそうなることがわかっていることを、そのようにするための手続き。
今の世の中で求められるのはスマートな手続きである。
37 外交 がいこう
一般に政治活動は、内政と外交の二つに分類される。つまり、内政の失敗から国民の目をそらすために外交があり外交の失敗から国民の目をそらすために内政があるのである。
両方失敗しても程度の問題にすることが多い。
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