ぼくの旅のカタログ
書誌
| text | 唯野 |
| author | 森本哲郎 |
| publisher | 角川文庫 |
| year | 1985 |
| price | 490 |
| isbn | 4-04-143921-3 |
履歴
| 2010.6.8 | 読了 |
| 2010.7.16 | 公開 |
| 2010.7.19 | 修正 |
感想
旅行記である。それも写真が多い。私も著者の本は好きだが、普通といえば普通の本だった。
抄録
14-15
ギリシアの男たちの踊りの特質は、けっして
みんなで 踊らないことだ。めいめい独りで踊る。第二の特徴は、けっして上を向かない ことである。踊り手はいつも目を伏せ、地面を見すえている。-/-
22
カスパはいまなおアルジェの城である。そう、庶民の城だ。どこの町でも庶民の城は城下町と呼ばれるが、この町だけは反対に庶民は上町に住んでいる。アルジェの下町(ダウン・タウン)は上町(アップ・タウン)なのである。
28
その歴史はシェバの女王に始まる。聖書に記されているように、シェバの女王は世界に並ぶ者なき富と知恵の持ち主ソロモン王を訪ね、その知恵を試そうとした。が、ソロモンは彼女のかけた謎をすべて解き明かし、彼女の心まで奪ってしまう。彼女はソロモン王の子を宿して帰国し、やがてメネリクという息子を生み落とす。このメネリク一世がエチオピアの建国の祖となるのである。
34
バーミアンがさかえたのは、このオアシスがシルクロードの要衝だったからである。東の漢帝国と西のローマ帝国のを結ぶシルクロードが開かれたのは、ちょうどそのころ、カニシカ王の領土は、そのまんなかを占めていた。-/-
56
市場(スーク)にはピンからキリまである。地べたに布を敷いただけの青空市場もあれば、天蓋をつけて碁盤の目のようにきちんと区画した大スークもある。しかし、どんな市場でも一歩そこへ踏みこむと、たちまちアラビアン・ナイトの世界が出現する。-/-
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