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6時に帰るチーム術

書誌

text唯野
author小室淑恵
publisher日本能率協会マネジメントセンター
year2008
price1500+tax
isbn978-4-8207-1734-8

目次

1感想
2抄録

履歴

2010.07.02読了
2011.02.02公開
2011.02.08修正

感想

残業を減らすための施策を「ワークライフバランス」に基づきつつ、具体的な方法にまで踏み込んで扱った本。ベースにあるのは「ほめる」という点で、あくまでも細かい手段はその延長線上という位置づけになっている。他書でも扱われている通り、まずは雰囲気作りというか、いい関係作りということなのだと思う。

抄録

3

結論から言うと、私は従来からある、チーム・マネジメント(チーム運営の考え方と手法)の概念に「ワークライフバランス」という視点を取り入れることが、重要なのだと考えています。

9

残業を禁止すると、「メンバーがどんどん自分で学びはじめる」という効果もありました。特にスキルが未熟な若手メンバーほど、よく学ぶようになります。こうした若手は、それまでスキルの未熟さや知識のなさを、残業や休日出勤という「時間」でカバーしていました。しかし、全員が残業禁止となると、こうした人は「なぜ自分は時間内で仕事が終わらないのだろう」と考えはじめます。そこではじめて、自分の知識・スキル不足や業務の標準化不足に気付き、仕事のマニュアル化に取り組んだり、定時後に自己研鑽したりするようになるのです。

10

私の会社では、新しい社員やインターン生が来てもすぐに仕事ができるよう、ふだんから、あらゆる業務について「マニュアル」をつくっています。

ここで言う「マニュアル」とは、一般的な概念よりも少し幅広いもので、作業の手順・主な連絡先・よく使うメール文面の雛型・関連資料の保管場所などをまとめたものです。これがあると「これを見て」と言うだけで、基本的な業務の引き継ぎができるようになります。

11

仕事はどんどん任せますが、情報共有を徹底しているので、私はメンバーのやっていることが見えています。大きな問題が発生する前に手を打てるので、メンバーに権限を渡してもさほど怖くありません。「任せて失敗したら……」と考えるよりも、リスクの回避策を取った上で、メンバーを信じて任せる。この方が仕事はスムーズにはかどるのです。

13

-/-これを変えるためには、会社側が「後輩を育てることは先輩社員にとってプラス評価になる」という方針を、明確に打ち出す必要があります。「自分は評価されていない」と感じている人ほど、自分のノウハウを外に出そうとはしなくなるのです。

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